IRIZAKI備忘録

最初はレザークラフトをメインに書きます。

木型絞りのタバコケース

GWも終わり、帰る日がやってきました…orz

新幹線は休みの初日と終日が超満員らしいので、1日ずらして東京へ帰ってます。

 

相変わらず新幹線は暇なので更新を…

今回は革の絞り技法で作ったタバコケースの紹介です。

 

・完成したもの 

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革の絞りというのは、濡らした際に柔らかくなり、その時曲げておくと乾燥した時にその形を維持する革の特性(可塑性)を利用した技法で、要は濡らして型にはめて固定して、そのまま放置して乾かして形を作ります。

 

革で立体物を作るとき、縫って作ると、駒合わせ縫い、端を平縫い、輪っかの端と端を繋げるように縫う等する必要がありますが、絞り技法だと縫い目なく綺麗な曲線で仕上げることができるのが魅力かな〜と思ってます。

 

 今回はここを見て、これは面白い!親父にも(実験的に( ´_ゝ`) )作ってやろう!と思って絞りのタバコケースに挑戦しました。

http://www.calyn-house.com/?p=1570

最近ご夫婦にお子さんが誕生したそうで、おめでとうございます!!陰ながら応援しています!

初めて拝見したのが革のソファ作りの記事でしたが、作業規模が半端じゃないなという印象で笑。他の記事も面白く、なにか作りたい意欲が湧くものばかりなので一読をお勧めします。

 

 

それでは振り返り

 

 

 1.革

前のブリーフケースと同じカフーレザーのハギレ、厚さ2mmを使用しました。

 

2.木枠

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今回はタバコケースより一回り大きいサイズにする予定で、杉の木をホームセンターで加工してもらいました。

外枠を革の厚さ分の2mmだけ大きくして、更にヤスリを掛けて余裕を作り、木枠は二枚を重ねてはめる想定。

 

3.絞り

 なんとかしてはめ込みます。口型の木枠の上に更に板を置いてハンマーで叩いたり…なんとかしてはめ込みます。

 

・1つ入ったところ

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・2つ入ったところ

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ここまでくれば、あとはクランチで固定して乾くのを待ちます。

 

・クランチ固定

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クランチの長さが足りず、下の板と挟まないとあまり意味が無いのに無残なことに。

 

・2日ほど放置し、乾いたら取り外す

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いい案配の角になりました。内側の木型の角はあらかじめ丸く削っています。

 

これで片側の絞りは完成です。両側を作るため、もう1つ同じように作ります。

…が、もう一度同じようにはめ込む途中で、木枠が壊れてしまいました。

 

・壊れた木枠

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木枠は二枚重ねて使ってますが、その二枚とも同じように木目に沿って割れてしまいました。。

割れてしまってもある程度は出来るので、今回はこのまま使用します。

おそらく設計の時点で余裕が無さ過ぎ、外側の木枠に多大な負荷が掛かってしまったのかなぁと考えています。もう一回り大きめにして、枠自体を縦と横の木目になるよう重ねて使えば…あるいは、そもそも木の素材として心材ではなく辺材を使えば…あと、中の木枠をうんと長細くして、沢山の革を使って型を取り、外枠は木枠じゃなく何か別のもので固定しても良かったのか等、思うところは沢山あるので、次はうまくやろう。

 

4. 組み合わせ

余分なところをカットし、組み立ててます。

 

・カット(写真は木枠が割れた方)

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・内側に一周革を貼り付け(こっちは木枠が壊れなかった方)

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蓋を閉めた時の密封性を上げるため、内側に壁を作ります。ボンドでペタッと貼り付け。

 

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貼り付けるときに木枠があれば便利でした。

もっとピッタリくっつけたいなら型を作ればできるかな…?

 

・閉まるか確認

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・タバコが飛び出るのを抑える内蓋の取り付け

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これもボンドでペタッと(この辺は後でカシメを打ちますが、仮止めよりしっかりつけておきます。)

 

・ハトメヌキ

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表はベルト取り付け用のカシメを打つために1箇所、この裏側には絞った両面を固定するために、計4つのハトメ穴を開けています。

また蓋にギボシをつけるためのハトメも1箇所開けておきます。

 

・カシメ、ギボシを取り付け、ベルトをつけて完成!

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ということで、なんとか形になりました。

 

絞り加工は面白いです。縫い目のない独特の曲線が自分好みな感じ!

木型という課題もありますし、両面を銀面にするため貼り合わせて絞ると、難度がかなり上がるそうで、それが出来るようになるのはまだまだ先になりそうです。

作るものが無くなってきた頃に、ペンケースや箱物でちょいちょい練習していきたいなと思っていますが、次に作れるのはいつになるかな~