IRIZAKI備忘録

最初はレザークラフトをメインに書きます。

二つ折り財布ver3

お財布を新調しました。

ブライドルレザー!ブルームが良い!艶がいい感じに出てくれることを祈ります。

 

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約半年前に作った財布と比較

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基本的な形は同じで、細かい部分は結構細かく変わっています。

 

[前の財布の記事]

http://westaa.hatenablog.com/entry/2017/04/09/223442

 

 

個人の好みで色々と変えた所

▽カードポケット数

    普段持ち歩くカードが5枚だったので、ポケット数を増やしました。(縦幅ギリギリです。4つだと余裕がありますが、数が好みじゃない)

▽コインポケットの位置

    コインポケットが財布の隅にあったせいで、折り畳んだ時にカードの角が接触し、跡が付いてしまう状態(比較画像下の右上)だったので、今回はポケットの位置を1センチだけ内側にずらしています。

▽コインポケットの深さ

    少し底が深いと感じていたので、短くしました。

▽コインポケットの口の広さ

    ポケットを開けた時、口が7センチほど開いていましたが、今回少し短く6センチ程度開くよう、マチの長さを調整してます。4センチ以下は指が入り辛いので注意。

▽コインポケットのパーツの修正
少しだけ、使用する革の量が減る設計にしました。

▽札入れの仕切り

   お札入れの仕切りは、外→仕切り→内側の順に、段になるように大きさを調整しました。(大きくした)

お札を取り出す時に、中仕切りに指を引っ掛けやすくなります。

▽作る手順の修正

    これが一番大きな変更で、今まで各パーツを重ねて一気に貫通させていたんですが、穴も大きくなるし、真っ直ぐ開けることが難しくて困っていました。

    少し考えて1,2パーツごとに穴を開けるように作り方を修正しました。

▽前より上手いステッチになるよう頑張る!

    レザークラフト歴2ヶ月の頃のステッチは少し酷すぎた。。前回のステッチを超えられるよう頑張ります。

 

 1.革選び

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半年くらい前、見た目に惹かれて買ったブライドルレザーです。芯までロウ染まってそう!と思った物を買いました。ただ、思っただけで、どこをどう見れば染み込んでると判断していいのかわからず。どこを見ればいいんでしょ…(ちゃんとレザークラフト教室行かんと)

 

外側はブライドルレザーを使って、あとは牛ヌメの構成にするつもりです。

 

2.型紙作り

前回の型紙をベースに、前述した細かい点を変更していきます。

曲げた時、同じ長さだと内側の革の方がハミ出てしまうので、直角に曲げる度に、大体革の厚さ×1.6倍ほど外側を長くしています。

 

・型紙

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前回からパーツが1つ増えています。

財布の場合緩いカーブを描きながら180度曲がるので、内側の仕切りの革をその分短くします。

外側の革の厚さ(2ミリ)×お札の厚さ(10数枚入れるとして1.5ミリ)×1.6(係数)×2(90度×2回)で、11.2ミリほど仕切りの長さを短くしました。

 

画像の型紙ですが、左上から

・カードポケットのベース(×1)

・カードポケット(×4)

・カードポケット(一番手前のもの)(×1)

・コインポケット上(×1)

・コインポケットマチ(×2)

・コインポケット下(×1)

・外側(×1)

・仕切り(×1)

・内側(×1)

※数字は型紙を元に切り取る数

です。

 

 3. 革を切る

型紙通りに革を切ります。

 

・切り取った後

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どうでもいいですが、この状態のブライドルレザーが酢昆布に見える( ´θ`)

 

 

 4. 菱目打ち&縫製

基本的には、各パーツに対し菱目打ちをした後、全体を縫う手順にしています。

後から縫うことが難しい箇所だけ、菱目打ちと縫製セットで行いました。

 

⓪床面の磨き、各パーツのコバ漉き等

    予めしておきましょう!

①外側の上部に穴を開ける

    ブライドルレザーの上部に穴を開けます。

②外側と仕切り、内側を重ねて穴を開ける(下部と左右)

外周部分に穴を開けます。

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パーツごとに大きさが異なるので、カードポケット側とコインポケット側はそれぞれずらして、ゴム糊等で固定してから穴を開けます。

ここまでで一番大きなパーツの菱目打ちは完了です。

 

菱目打ち直後

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③カードポケット作成

カードポケットベースに、カードポケットを上からつけていきます。穴を開ける前に、先にパーツを並べて問題ないことを確認してから目打ち等でラインを引き、ラインに沿って一枚一枚菱目打ち&縫製しました。ズレるのが怖い

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ここでは下部だけ取り付けます。

 

4枚のカードポケットを下部だけ取り付けたら、一番手前にくるカードポケットをゴム糊でつけ、右側だけ菱目打ちをして、縫います。

※画像は縫う前。ここは後で縫いにくいので、先に縫います

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④内側とカードポケットを合わせて、菱目打ち

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内側の革をコインポケットと重ねて、手順②で開けた穴に、菱目打ちを合わせながら穴を開けました。

穴を開けた後は、次のコインポケットの作業で邪魔になるので、内側パーツからコインベースのパーツを離しておきます。

 

ここまでで、残るはコインポケットだけです

 

⑤コインポケットの取り付け

 上下取り付ける位置に目打ちで線を引いたら、他パーツ同様に菱目打ちだけしていきます。

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菱目打ちをしたら下パーツ上パーツマチパーツの順に取り付けます。

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↑ちょっと遊び心を入れました。開けた時に和める時がいつか来る!…はず!

 

取り付け位置は、下パーツが下から25ミリ、35ミリ開けて上パーツ。位置は右端から10ミリです。マチは下パーツと18ミリ、上パーツと15ミリ重なるように。

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コインパーツを内側パーツに取り付けたら、マチを閉じる前にコインポケットのボタンを取り付けます。

 

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ボタンを取り付けたらコインポケットのマチの残りを縫い付けます。

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⑥外周を縫う

後はぐるっと一周縫えば、ほとんど完成です。

縫う場合、なるべく同系色の糸を使ってます。

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 先代と比較

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5.コバ磨き

最後にコバの処理として、

ヤスリがけ+染色+ふのりを付けて磨く

を繰り返し、ある程度綺麗にしたら蜜蝋でロウ引きして完成です。

 

・完成時

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ブルームかっこいい!

 

・2ヶ月後

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ブルームは2〜3週間程で見えなくなりました。

艶が出始め?、これからのエイジングが楽しみです。

 

 

 

以下反省点など

・コバ漉きはやっとくべき

・カードポケットの上部はもう少し厚い(固い)革で良い

・糸の色は作成当時はこげ茶でちょうど良かったが、ブルームが取れた今黒色の方が合ってる

あたりかなぁ

 

材料

ブライドルレザー2mm

牛ヌメ1mm

バネホック1つ

 

以上、長くなりましたが、新調した二つ折り財布でした。